中小企業診断士の難易度〔資格ランキングつけてみた〕

中小企業診断士の難易度〔資格ランキングつけてみた〕

中小企業診断士の難易度は他資格と比較した場合どのくらい?

これから、中小企業診断士の試験勉強を始める方または検討中の方は、とても気になる事項なのではないでしょうか。実際、筆者も中小企業診断士は他資格と比べて、どのくらいの難易度なのだろうかと非常に高い関心毎でした。

中小企業診断士勉強中の方や合格された方であっても、本当のところの難易度はどの程度なのか、については気になるはず!?です。

中小企業診断士の難易度を筆者の独自(勝手な)見解に基づいて、あまたある資格のランキング内において、どの辺りに位置するのか、箸休め程度にご覧ください。

そして、本記事を読み終わった後に、中小企業診断士に関わる全ての方のモチベーションが高まっていれば幸いです。

中小企業診断士の合格率

まず、中小企業診断士は一次試験と二次試験の2つが存在します。おおよそ、どちらも合格率は約20%で、最終合格率は4%となっています。

特に、中小企業診断士二次試験は一次試験の合格者のなかでかつ相対評価(試験要項的には絶対評価となっています)であるため、一次試験と二次試験の合格率は約20%と同じであるものの、数字には表れない、差はとてつもなく大きいです。

ただし、もともと論理的思考能力や国語力が高い人で、中小企業診断士試験の特性をすぐに理解できる人はすんなり合格していきます。
年度によって変動はありますが、おおよそ一次試験と二次試験あわせて合格率は4%となっています。

以下は、中小企業診断士の難易度〔本当の難易度〕からの転載です。

中小企業診断士一次試験の合格率

平成17年度以前は、中小企業診断士試験の旧制度での運用であり、試験科目などが異なるため、平成18年度以降を参考にご覧ください。

一番高い年度は平成27年度の合格率で26.0%一番低い年度は平成22年度の合格率で15.9%と、なんと約10%も振れ幅があり、ある年度では合格できた人も、高難度の年度に当たると不合格になってしまう人が多数存在するのが中小企業診断士試験の一つの特徴です。

年度 受験者数 合格率
H13 8,837人 51.3%
H14 10,572人 31.7%
H15 12,449人 16.2%
H16 12,554人 15.7%
H17 11,000人 22.2%
H18 12,542人 22.3%
H19 12,776人 18.9%
H20 13,564人 23.4%
H21 15,056人 24.1%
H22 15,922人 15.9%
H23 15,803人 16.4%
H24 14,981人 23.5%
H25 14,252人 21.7%
H26 13,805人 23.2%
H27 13,186人 26.0%
H28 13,605人 17.7%
H29 14,343人 21.7%

※受験者数は、欠席した科目がひとつもない方の人数です。

中小企業診断士二次試験の合格率

中小企業診断士の二次試験は絶対試験であると公表されていますが、下図をみるとおおよそ20%の合格率で推移していることから、相対試験だと考えてよいです。

これは、中小企業診断士二次試験後の実務補習の受け入れが800~1,000人がキャパ的に最大であるからだとも言われています。

以上の理由から、若干のばらつきはあるものの、合格率は例年20%前後で推移していることがみて取れます。

年度 受験者数 合格率
H13 5,872人 10.7%
H14 6,394人 10.0%
H15 4,186人 16.9%
H16 3,189人 20.3%
H17 3,589人 19.6%
H18 4,014人 20.1%
H19 3,947人 20.2%
H20 4,412人 19.8%
H21 5,331人 17.8%
H22 4,736人 19.5%
H23 4,003人 19.7%
H24 4,878人 25.0%
H25 4,907人 18.5%
H26 4,885人 24.3%
H27 4,941人 19.1%
H28 4,394人 19.2%
H29 4,279人 19.4%

※受験者数は、欠席した科目がひとつもない方の人数です。

他資格と比較した難易度ランキングの前提

これは、本サイトのターゲット読者は、忙しく働いているサラリーマンでかつ資格取得は自身のスキルアップの過程として考えている方を想定しているため、高難度と言われる国家資格に絞っています。漏れているものもありますが、あくまで筆者の独自かつ偏見で選出した資格の一覧であることを念頭にお読みください。

難易度|SS〔ちょー激ムズ〕

公認会計士

言わずと知れた、最高峰難易度の国家資格です。上場企業などの決算書をチェックし保証することが主業務となります。

主に大企業を相手にした、「財務諸表監査」は公認会計士の独占業務となっています。東芝と結託して粉飾決算を見逃していたなんて例もありましたね。

会計士には管理会計に強い人が多いという印象を筆者は持っています。学ぶ内容も多岐にわたる会計系科目が存在するため、勉強に専念しないと合格は難しいです。平成29年の最終合格者の約半数は学生だったことが、それを如実にあらわしています。

働きながら独学で国家資格の取得を目指すことを考えると、一部のハイスペックな方を除いて、現実的な挑戦とは言えません。

勉強時間

1~3年

合格率

11.2%

中小企業診断士である筆者の感想

一瞬、中小企業診断士の試験よりも合格率が高いじゃないかと感じますよね。先ほどの一次試験と二次試験の数字に表れない差があるとお伝えしたのと同様に公認会計士の勉強一本、もっと言えば人生のすべてをかけて臨んでいる人のなかでの11.2%です。安易に合格率が高いからという理由で判断すべきでないことは、推して知るべしです。

これは、中小企業診断士として働いていくうえでも重要な考え方だと筆者は考えています。2次試験の財務会計の経営分析でも同じことが言えるのですが、数字だけでよい悪いを判断するのではなく、その後ろに潜む背景や要因をしっかりと突き止める力こそが中小企業診断士の実務では求められるからです。

税理士

皆さんご存知のことだと思いますが、税務のスペシャリストです。中小企業との関りが一番深い士業で、中小企業の社長が経営の相談をする相手の約7~8割が、税理士であるとのデータが出ているほどです。

こちらも、目安勉強時間は2~5年となっているものの、税理士の先生にお話を聞くと10年勉強している人もざらにいる世界で、税理士試験の勉強自体をライフワークにしないと生きていけないとのことでした。私には、税法の丸暗記などは苦行の何もでもないです。税理士の先生(5科目合格)の勉強量は鬼レベルなんだと理解した後からは、時間の大半を資格試験だけに費やされていることに尊敬の念を抱くようになりました。一つのことに多くの時間を投入できるって、精神力が強くないとなかなかできることではないと思います。

勉強時間

2~5年

合格率

各科目約10~15%

中小企業診断士である筆者の感想

何を隠そう、筆者は中小企業診断士試験合格直後に血迷ったのか、合格の興奮冷めやらぬ間にダブルライセンスを目指そうと、一心不乱に予備校にお金をつぎ込んでしまいました。今となっては、せっかくのボーナスをただドブにすてただけと同じ結果です・・・(涙)。

実際に勉強してみると、ワタクシこの勉強まったく向いてないやんけ・・と感じ、1カ月も経たずに封印してしまいました。その理由は、後ほどご説明しますが、この時中小企業診断士の勉強がとても楽しかったせいで、もう他の勉強は楽しいと感じないんだろうなと悟りました。

難易度|S〔激ムズ〕

弁理士

中小企業診断士の経営絵法務で習う知的財産権のスペシャリストです。理系の方の受験が大半であるとの印象を持っています。

国内もそうですが、海外進出時の産業財産権はとても重要な事項であり、当該分野においても非常に活躍されている士業です。

勉強時間

1~3年

合格率

約10%

司法書士

従来からの軸足である不動産登記・商業登記の「登記業務」など法律の専門家です。

筆者は創業相談も多く受け、一緒に創業計画書も作成をしますが、その際に法人で創業する(福祉・介護事業に多い印象です)際は定款の作成が求められるため、司法書士の先生をご紹介することがあります。

勉強時間

1~3年

合格率

約3%

難易度|A〔頑張れば取得可能〕

恐らく、働きながら独学で合格を目指そうとすると、中小企業診断士・社会保険労務士・行政書士のなかでどれにしようか検討する方が多いのではないでしょうか。

中小企業診断士

詳細は、「中小企業診断士の難易度」と「中小企業診断士|5分でわかる一次試験7科目の全貌」をご覧いただければと思いますが、筆者は一番飽きずに楽しく勉強ができる唯一の国家資格だと思っています。

中小企業診断士の難易度〔本当の難易度〕

2017.12.26

中小企業診断士|5分でわかる一次試験7科目の全貌

2017.12.30

社会保険労務士

人事・労務のスペシャリストです。中小企業診断士とのダブルライセンスで保有している人がとても多いです。筆者の周りだけなのかもしれませんが。

中小企業にとっては、税理士に次いで社会保険労務士はとても身近な経営者の相談相手だと言えます。

勉強時間

6か月~1年

合格率

約7%

行政書士

代書屋のイメージが強い方も多いかもしれませんが、行政書士は国・県・市の実証明に関する書類作成・提出手続きなどの代理業務が主戦場です。取り扱う種類は1万種類近くあるとも言われています。

勉強時間

5カ月~1年

合格率

約10%

難易度ランキングだけでは分からないこと

経営コンサルタントの国家資格者である中小企業診断士の端くれとして、そして少し税理士試験をかじった者として、お伝えできることを最後につづりたいと思います。

中小企業診断士と他士業との違い

士業の仕事とは基本的に事業者などが国や県などが求める必要な書類を円滑に提出するための潤滑油役です。

そのため、法律の解釈や暗記が試験問題として問われます。

知識の幅を拡げるためや、一つの法律を深く知るために、先ほど挙げたような国家資格を目指すことは筆者も大賛成です。もちろん、それが自身のスキルアップにつながるはずです。

中小企業診断士試験の良いところ

筆者は、中小企業診断士合格後に税理士の勉強をはじめてすぐにやめてしまったとお伝えしました。筆者の性格は、飽き性です。また、興味がないもの、難しいことは途端にやる気がなくなってしまいます。

そんな性格なのに、なぜ1次試験4回、2次試験6回もあきらめずに続けることができたのか。それは、試験自体がとても楽しかったこと、そして仕事の中で試験勉強で培ったものが活かされていることを実感できたことにつきます。

1次試験は7科目あり浅く広くの知識を問われるので、新鮮な気持ちを保てますし、2次試験においては知的ゲームに近いものがあるのでゲーム感覚で勉強ができるだけでなく、自分の文章能力や考え方などのスキルが上昇していくことが目に見えて分かるようになっていきました。

特定の内容を深く学ぶことに専念していたら、このようなスキルを上昇することはできなかったと断言できます。これは、他の資格では身につきずらい中小企業診断士試験の強みなのだと、この記事を作成していて筆者も再認識している最中です。

間違いなく、中小企業診断士試験の勉強はどの業種・仕事でもいきる万能薬です。

中小企業診断士を志すが一人でも多くなることを願っています。

中小企業診断士の勉強方法としては独学が専門学校を利用するかの2パターン

勉強方法としては独学が専門学校を利用するのかの2パターンに限られます。

独学で中小企業診断士の合格を目指す方

独学での勉強を目指すのであれば、本ブログやそれ以外にも勉強方法を発信しているブログが沢山ありますので、色々と参考にしながら勉強をしていけばOKです。しかし、自分に合う合わないがありますので、全てを鵜呑みにせず、情報を取捨選択をしながら勉強していくことが重要です。

予備校を使って中小企業診断士の合格を目指す方

4つのニーズ別に通信講座を紹介

空き時間を有効活用、業界最安値の講座、関連資格を取得しつつ勉強、取得後(独立・副業等)のサポートを受けたいの4つのニーズ別に中小企業診断士のおすすめ通信講座をご紹介しています。

どの予備校にするのかを検討するうえできっと参考になるはずです。

主要通信講座5社の価格を比較

中小企業診断士の通信(教育)講座の価格・料金を比較検討しています。価格に加えて、サービス品質の2軸から独自の分析をすることで、コスパ最強の通信講座をご紹介しています。

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