

中小企業診断士の取得を目指して勉強する上で、どんなメリット、デメリットがあるのか明確に知っておくのはモチベーションにも関わりますよね。
そこで、中小企業診断士の資格取得から数年経った筆者自身だからこそお伝えできる感想も交えながら、メリットデメリットをご紹介していきます。
中小企業診断士の資格を取得する最大のメリットは抽象力と具体化力をみにつけられること
中小企業診断士の資格を取得した最大のメリットは、抽象化と具体化の思考を構造的に把握できるようになったことです。
仕事を進めていく上で、何がキーとなりそうなのか、そのキーを解決するための手立ては何かなどの仮説検証を行います。
この仮説検証において、類似事例のみからしかヒント探しだせないのか、一見するとまったく異業種や異業界の事例であるものの、抽象化思考によって成功事例から共通項を見つけ出せるかで、引き出しの多さが全く異なるため、提案する内容の質が圧倒的に変わってくるからです。
つまり、抽象化と具体化思考をみにつけられると、顧客価値の向上を間違いなく図れます。
中小企業診断士の二次試験こそ実務に直結するスキルが身につく
二次試験は事例問題となるため、各設問の答えを必死に覚えたところで点数がとれるようになるわけではありません。
二次試験で得点をとるために重要なポイントの1つに、一次試験で覚えた汎用性の高い知識を二次試験の事例企業の状況にカスタマイズした答案を落とし込めるかにつきます。
抽象度の高い一般論を事例企業に振りかざすだけでは得点は入りませんし、事例企業の状況だけをみたアイデア答案もまた同じです。
与件や設問に書いてあることから、まずは抽象度の高い一般論の枠組みで出題者はどんな論点や方向性を期待しているのかを理解し、その上で、与件や設問の条件を踏まえた事例企業のカスタマイズ答案が重要なのです。
この練習を二次試験の勉強でしっかりできると、中小企業診断士を資格取得後の実務で大いに役立ちます。
ちなみに、具体化思考で木をみながら、抽象化思考で森も同時にみる意識が持てるとロジカルシンキングのスキルがかなり高まっている証拠です。
筆者が経験した実際にメリットである抽象化と具体化スキルを活かした結果
筆者は、二次試験を6回も受験し苦労の末合格した落ちこぼれ組です。
能力が決して高いわけではありませんが、美容室のWEBサイト改善のお手伝いをした際に、上手くいっている他の業界などのサイトからヒントを探し、訴求べきポイント等を抽象化と具体化の思考で整理していきました。
その結果、事業者からは、自分が伝えたかったことを綺麗にまとめてくれた、知り合いの経営者からよく練られたWEBサイトになっていると言われた、しかも改善によって前年よりも売上が増えたと感謝の声を貰えたのです。

これは、色々な事象や出来事を抽象化と具体化の思考を手に入れられたことが中小企業診断士を受験した最大のメリットだったとひしひしと感じられた出来事でした。
中小企業診断士のメリットは他に年収アップや転職など会社員として得られる旨味は大きい
中小企業診断士の資格を取得できると対外的な信用や信頼がアップするため、会社員として得られる旨味は非常に大きいです。
企業内であっても、副業で補助金申請など中小企業診断士の活動をしていけば、年収20〜100万円ほどであれば年収アップが可能です。
さらに、会社によっては資格手当ももらえるため、独立でなく会社員あっても、金銭的部分でみても中小企業診断士を取得するメリットは大きいです。
また、コンサル系会社や商工会議所などの公的機関などへの転職は中小企業診断士の資格を取得していた方が容易となります。
しかし、中小企業診断士の資格取得はあくまでおまけに過ぎないため、自分がこれまで仕事で培ってきた経験や実績などをベースに評価されることは忘れないよう注意が必要です。

総じて、中小企業診断士を取得するメリットが高いのは間違いありません。
独立を視野に入れるなら知っておくべき!中小企業診断士のデメリットは資格をとっただけで人生変わらない
正確には中小企業診断士デメリットにあたりませんが、弁護士や公認会計士などのように独占業務がある国家資格ではありません。
そのため、中小企業診断士を取得したからといって、すぐに仕事が獲得しやすくなるなどの直接的なメリットは期待しないほうがいいです。
特に独立を目指すのであれば、残酷な事実かもしれませんが、中小企業診断士の資格だけを武器に勝負するのは大変危険だと感じます。
中小企業診断士の資格を直接的なメリットと活かすのではなく、あくまで間接的な効果として活用する意識こそが重要です。
デメリットではあるものの最大のメリットでもお伝えした通り、ビジネススキルは明らかに向上するなど間接的な効果は非常に高いのは間違いありません。
だからこそ、中小企業診断士の資格で培ったスキルをどのように活かすかに知恵を絞り、行動を起こせば、結果として人生は大きく変わるはずです。

筆者自身もそう信じて、今もガムシャラにではありますが、あがきまわっています。
中小企業診断士のもう1つのデメリットは資格勉強だけに多くの時間を費やす可能性があること
中小企業診断士のもう1つのデメリットとして、資格勉強に多くの時間を費やすことが挙げられます。
1年や2年で合格できれば、一般的な勉強時間で取得できるので問題ないですが、3年4年と合格までの期間が長くなってしまうとそれだけ次のステップに移行するのが遅くなっていきます。
特に二次試験は答えが発表されない、ブラックボックスな試験でもあり、次の挑戦で合格できるか不透明な状況でチャレンジすることに迷いが生まれます。
この不透明な状況の中で、試験への挑戦自体を諦めてしまうと、資格取得できず多くの時間だけ費やし撤退となる可能性があることは中小企業診断士を目指す上でマイナスとなり得る部分です。
中小企業診断士への挑戦を辞めたとしても、学んだ知識は必ず仕事に役立ちますが、途中で断念したという事実が心の中に刻まれてしまう可能性もデメリットと言えるかもしれません。
受験の長期化をデメリットと感じる必要性はない
受験が長期化しても、諦めず中小企業診断士に合格できれば何の問題もありません。
もちろん、次のステップに移行までの時間はかかってしまいますが、中小企業診断士として活動する方が長くなるので数年の期間なんて誤差でしかありません。
筆者も3回目に落ちた時は撤退も考えましたが、途中で投げ出す事実がとても悔しかったため、ライフワークとして受験しようと気持ちを切り替えたのを覚えています。
何度涙を飲んだ悔しい経験は相手の気持ちを第一に考えた提案力につながるため、受験の長期化は一概にデメリットばかりでもないことは声を大にしてお伝えしておきます。

筆者も受験が長期化した口ですが、振り返れば何度も中小企業診断士試験に挑戦したことが基礎スキル定着につながりました。
まとめ
中小企業診断士の資格取得は基本的にデメリットはほとんどありませんが、あげるとすれば資格を取得しただけで人生が大きく変わることはない点です。
しかし、それ以上に抽象化と具体化のロジカルシンキングができるようになると、ビジネスマンや会社員としての仕事の質が飛躍的に高まるなどメリットの方が圧倒的に上回ります。
また、中小企業診断士の資格を取得し、さらには中小企業支援を通じて、お客様からありがとうと言ってもらえる他に代えがたい仕事です。

同志として中小企業支援が共にできる日を心待ちにしております。
まずは中小企業診断士試験の突破目指して勉強頑張ってください!応援しております。








経営コンサルは資格がなくてもできると考えると、中小企業診断士を取得することって本当に価値があるのか不安になってきました。
中小企業診断士を取得して、実際どんなメリットやデメリットがあったのかをお聞きして、参考にさせていただきたいでです。