中小企業診断士の試験勉強をしていく中で、先輩である中小企業診断士が合格した後、どのような活動をしているのかそのリアルを知りたいと思ったことありませんか。

中小企業診断士に合格して振り返ってみると、中小企業診断士の試験勉強をしていたあの時に、先を行く先輩たちの現状を知ることができれば、試験勉強へのモチベーションにもなるし、本当の意味でのリアルを知れる貴重な機会になると感じています。
そこで、無理を承知で中小企業診断士として独立して活躍されている渋屋さんに、リアルな現状を語っていただけないかとお願いしたところ快くご対応いただけました。
本記事で語っていただけていることは、中小企業診断士における1つのリアルです。
ぜひ、そのリアルを知り、中小企業診断士の試験勉強におけるモチベーションに変えていただけると幸いです。
独立して活躍されている中小企業診断士の渋屋さんプロフィール

まず初めに、渋屋さんのプロフィールを簡単にご紹介ください。

マーケティングとITを得意とする経営コンサルタントです。主な資格は、経済産業省登録 中小企業診断士、情報処理技術者(ITストラテジスト、ネットワーク、セキュリティ)。
そして、士業・コンサルタントの独立や、趣味のランニング・トライアスロンなどを綴ったブログであるど真ん中を生きる、中小企業のデータ経営を運営しています。
中小企業診断士を目指したキッカケ

中小企業診断士を目指したキッカケは何だったのでしょうか?

当時働いていた会社で、管理職として成長するために経営層と同じ目線で会話ができる土台づくりとして、全般に関する知識を習得を目的に中小企業診断士の資格取得を目指したのがきっかけです。

素晴らしい動機だと思います。私の場合は何か資格とりたいなぁと眺めていて、名前がカッコよかった、、ですし。。

MBAも検討しましたが時間的制約を考えると通学するのは難しかったため、仕事の支障をきたさずに勉強が可能な中小企業診断士を選択しました。
中小企業診断士試験の受験歴

渋屋さんの中小企業診断士試験の受験歴を教えてください。

2010年に1次試験4科目合格(運営管理、財務、システム、中小)、2011年に1次試験残り3科目合格(企業経営理論、経済、法務)、2次試験に合格しました。

2次試験を1発で突破されているのは凄い。私は6回も受験しているので、できの違いを感じます汗。
中小企業診断士の勉強スタイル

独学、通信、通学どのスタイルで勉強されましたか?

MBAにしようか検討していた時と同様に時間的制約が多い通学での勉強は難しいと考えていたため、通学の選択肢はありませんでした。そこで、ユーキャンの教材を利用して独学で中小企業診断士の試験勉強を始めました。

働きながらだと、講座に通うために夜や土日の時間を確保するのはなかなか難しいですよね。ユーキャンで中小企業診断士の勉強をしている人はあまり聞いたことなかったのでびっくりしました。

2009年の夏頃からユーキャンで始めましたが、財務を勉強するだけで半年以上かかってしっまたことなどもあり、あっという間に挫折してしまいましたね笑。

挫折されていたとは。。その後に中小企業診断士の試験合格まではどのような道のりだったのでしょうか?

このままではマズいと思って、勉強方法を見直していた時に出会ったのがスタディング(旧通勤講座)でした。さらに、2年目はTACも利用しました。
独学から通信講座に切り替えた理由

独学から通信講座に切り替えた理由って何だったのでしょうか?

独学だと分からない部分を自力で全て解決しなければなりません。また、2次試験対策は正解が発表されないため、何か指針を持ったうえで取り組む必要があります。
自分一人での独学では限界だと感じ、これら試験ノウハウやアドバイスをもらって中小企業診断士試験合格までの時間を短縮するため、通信講座へと切り替えました。
独立中小企業診断士渋屋さんの現在の状況

中小企業診断士として独立されていらっしゃいますが、現在のどのような仕事をされていますか?

中小企業診断士の本流の仕事である中小企業の経営支援です。

具体的に、どのよう仕事をメインにされているのでしょうか??めっちゃ気になります。

民間コンサルティング、研修・セミナー講師、個人向け独立支援の3つが私の事業の柱ですね。

専門分野がないと民間コンサルティングの仕事を受注するのは難しいと言われていますが、渋屋さんは専門分野のコンサルティングが中心ですか?

そうですね。民間コンサルティングは、専門分野であるITとマーケティングが中心です。ただ、中小企業の場合は「何でも相談される」ことが多いため、それ以外のことも幅広く対応していますよ。最近だと、組織・採用の相談も多いですね。

個人向け独立支援って珍しいですね。

私自身が中小企業診断士として独立しから中小企業診断士の業界に少し違和感を覚えたことが大きいです。(詳細は後述)自社主催セミナーとオンラインコミュニティ、コンサルティングが個人向け独立支援の具体的メニューです。最近ではセミナーの動画販売による支援もはじめました。

なるほどです。何があったのか気になります。(どこかで、ちょっと話を掘り下げて聞きたいなぁ。ぼそっ。)
受験生時代にイメージしていた中小企業診断士として独立して活躍する今とのギャップ

渋屋さんは、受験生時代に描いていた中小企業診断士像と実際に独立して活躍している今とで描いていたイメージと違ったというようなギャップはありますか?

もとも独立を目指して中小企業診断士の勉強を始めたわけではないので、まさか自分が独立するとは思っていませんでした笑。勉強を始めてすぐに仕事にも学んだ知識が活き始めていたので、中小企業診断士の資格は素晴らしい資格だと感じたのを覚えています。

中小企業診断士はビジネススキルを上げてくれる素晴らしい資格ですよね。中小企業診断士の合格後のイメージがなかったため、良い意味であまりギャップはないということですね。

受験生時代に中小企業診断士像見たなものを自分の中で描くことはありませんでしたが、合格後に多くの中小企業診断士に会うようになったことで感じることがあったのです。

違和感とは具体的にどのようなことなのでしょうか?

合格後は、企業内診断士として活躍されている方、独立を目指している方、独立されている方など多くの人に会いました。最初はすごい人達ばかりだと感じていたのですが、中小企業診断士以外のビジネス系セミナーなどにも通い続けているうちに、中小企業診断士の閉鎖的な面が気になるようになっていったのです。。

なるほどです。中小企業診断士協会に入っていないので知りませんでした。中小企業診断士には素晴らしい人も沢山いますが、一方で補助金代行や公的支援機関からの紹介だけを食いぶちに、自己の成長をしようとしない人が一定数存在するのが私としては悲しい現実かなと感じています。

中小企業診断士は他の士業につなぐ役割が本来あるはずなのに、他の士業との接点を持ていない持とうとしなかったり、中小企業診断協会の中の人間関係のヒエラルキーをつくっていたり・・。
確かに素晴らしい方もいらっしゃるので、そういう方とは個人的につながっていますが、協会など集団として集まる場には顔も出さなくなりました。

独立してフリーランスとして活動していく以上、顧客に期待以上の価値を提供できるかが成功できるかどうかのポイントです。中小企業診断士には素晴らしい人が沢山いますが、悲しいことに補助金代行や公的支援機関からの紹介だけを食いぶちに、自己の成長をしようとしない人が一定数存在します。
今回の渋屋さんの先ほどの回答とリンクする要因なのかも。

個人的には、中小企業診断士を必要としている企業は数多くあるものの、そういう企業にリーチできていない中小企業診断士の実情が悲しいと感じています。
私が独立支援や、独立後の支援をしていたりするのは、自分自身の力で仕事を獲得できる真の独立を目指して欲しいからです。それができなければ、社長の支援なんて本来できるはずがないです。
中小企業診断士として活躍できている要因とは?

先ほどの話とも繋がるかもしれませんが、渋屋さんが中小企業診断士として独立して活躍できている要因って何だとお考えですか。

中小企業診断士として活躍できているかというと、まだまだです。ただ今の活動ができている要因は、中小企業診断士の枠にとらわれずに活動しているからこそだと考えています。

中小企業診断士の枠にとらわれない活動とは具体的にはどんなことなのでしょうか?

(1)情報発信を通じて自分の得意分野を伝える、(2)自分でセミナーを主催する、(3)サービスメニューを価格まで含めてオープンにする、(4)紹介だけでなく自ら仕事を獲得することを重視する、などですね。

なるほど。つまり、中小企業診断士の資格を武器にするのではなく、本当の意味で自分自身のスキルを武器に戦うということですね。あくまで、その1つの装飾が中小企業診断士なだけであると。

私自身もまだまだと感じています。なぜなら、もっと多くの経営者の力になりたいと心から願っているからです。そのためにも、(1)仲間を増やす、(2)出版する、(3)ブログの閲覧数をあげる、ことに積極的に取り組んでいきたいと思っています。
中小企業診断士の受験生にエール

最後に、中小企業診断士の受験生にエールをお願いします。

最初に勉強ができる環境にあることに感謝しましょう。私の周りには家族の都合などで勉強を諦めた人が何人もいます。
仕事をしながらの勉強はつらいですが、勉強ができることに感謝しつつ、合格を目指して頑張っていただければと思います。

す、スンバラシイお言葉です!

中小企業診断士という資格には幅広い可能性があります。仕事での活躍、昇進、転職、独立etc。
何よりも様々な人と出会えるチャンスがあります。私も今、こうしてエアゾールさんと出会っているわけですし。
試験勉強が厳しいときには、そういう未来を夢見て、頑張って勉強を続けてください。
まとめ
独立して中小企業診断士として活躍されている渋屋さんのお話はすごく重みがあります。
中小企業診断士の資格がゴールではなく、そこからどれだけ志を高く持って更なるレベルアップが図って行けるかがとても重要です。
中小企業診断士の資格取得後は、いわゆるお勉強ではなく、あなた自身が興味のある内容を深掘りしていくことです。その根底にあるスキルが中小企業診断士だと渋屋さんは語ってくれているのだと感じます。

渋屋さん、お忙しい中、ご対応くださいまして誠にありがとうございました。









中小企業診断士を独学で勉強していた私は、合格者や活躍している先輩との接点は全くなく、合格後にどのような活躍ができるのか具体的なイメージを全く持っていませんでした。