

独学ではなく専門学校での勉強スタイルを取り入れるということですね。独学と違って最新情報の提供やマイルストーンを設けてくれるので、勉強のモチベーションが保ちやすいと思います。
中小企業診断士の専門学校である「クレアール」さんをご検討中とのこと。筆者の先輩にあたる中小企業診断士がクレアールを利用していたのでその方に実際の話を聞いた内容と、中小企業診断士である筆者自身が実際に中小企業診断士の専門学校(予備校)クレアールのテキストや過去問などを取り寄せて、合格に向けて本当に効果があるのか検証してみました。
そこで、中小企業診断士の専門学校クレアールの受講を検討している方向けに、クレアールが合格を目指すうえで、本当に良い予備校(学校)なのかどうかといったお悩みについて、検証結果を踏まえた筆者のクレアールへの評価をご紹介していきます。
ステマなしでお伝えしたいので、クレアールの良い所だけ知りたいという方のご期待には答えられそうにないことを先にお伝えしておきます。
目次
クレアール〔中小企業診断士の予備校〕の評判(評価):結論

先に結論をお伝えすると、求めるニーズによりますがテキスト(教材)と過去問は一級品ですので、最短合格をするための勉強戦略がしっかりと構築されている学校だと評価できます。
ただし、受講生が大手予備校と比べると極めて少ないため自分の立ち位置がどのへんなのか見えずらいといったデメリットも存在しますので、その辺りが許容できる人には適していると考えます。
クレアールに合わない人、合う人は以下の通りです。
- 試験勉強をする上で大きな支障にはならないものの、てにをはの打ち間違いや漢字変換ミスといった誤植がとても気になってしまう人
- 授業やテキストの質よりも一般的に人気のある学校に行きたい人
- モチベーションを保つためや、人脈を広げるといった意味で勉強仲間を作りたいと考えている人
- 時間があまりとれない社会人
- 過去問を最大限効率的に活用することで合格を目指したい人
クレアール〔中小企業診断士の予備校〕の評判(評価)1:ここがダメ(デメリット)
中小企業診断士である筆者自身がクレアールの教科書や過去問を使ってみた検証結果とクレアールを活用した先輩の中小企業診断士に聞いた話から、クレアールのダメ(デメリット)な部分を勝手に評価しました。
- 誤植や間違った資料が送られてくることがまぁまぁな頻度で発生
- 受講者数が150人もいない(推定)ため、本当に大丈夫な学校なのか疑心暗鬼になる
- WEB通信オンリーで勉強仲間を作ることができない
誤植や間違った資料が送られてくることがまぁまぁな頻度で発生
筆者がテキストを見ると誤植修正願いの紙がはいっていました。さらに、修正部分以外にも、いくつから誤植部分をみつけたほどです。
先輩の中小企業診断士も同様のことを言われていたので、文字校正のチェック能力は大手予備校であるTAC等と比較するとぶっちゃけ相当劣る気がします。
誤植とは言うものの、てにをはの打ち間違いや漢字変換ミスといった部分なので、中小企業診断士の試験勉強をする上で大きな支障にはなりませんが、気になる人はクレアールでの通信講座は受講は間違いなくおすすめしません。
- 試験勉強をする上で大きな支障にはならないものの、てにをはの打ち間違いや漢字変換ミスといった誤植がとても気になってしまう人
受講者数が150人もいない(推定)ため、本当に大丈夫な学校なのか疑心暗鬼になる
5年前にクレアールで合格した先輩の中小企業診断士に聞いた話なので、現在とは少し状況は異なるかもしれませんが、先輩の中小企業診断士が受講していた時に、定期テストや模試の順位を確認すると40/120だったそうで、自分の順位よりも人数の少なさにびっくりしたそうです。
大手予備校であるTACだと、模試であれば3,000人程度は受験するので、圧倒的に少ないですよね・・・。
本当にクレアールで大丈夫かと不安になることがあるため、授業やテキストの質よりも一般的に人気のある学校に行きたいとの方には、クレアールはおすすめしません。
- 授業やテキストの質よりも一般的に人気のある学校に行きたい人
WEB通信オンリーで勉強仲間を作ることができない
クレアールに限らずですが、WEBなどの通信講座だと一人で黙々と勉強をこなしていくため、モチベーションは自分自身意思にすべてゆだねられます。
モチベーションを自分の意志だけでは保ちづらいためや、人脈を広げるといった意味で勉強仲間を作りたいと考えている方は、クレアールの受講はおすすめしません。
上記を希望する方は、通信講座よりも費用は高くなってしまいますが、大手予備校のTAC等に通学すべきだと断言します。
※東京と大阪では月に1回勉強会を開いてはいるみたいです。
- モチベーションを保つためや、人脈を広げるといった意味で勉強仲間を作りたいと考えている人
クレアール〔中小企業診断士の予備校〕の評判(評価)2:ここが良い(メリット)
筆者が実際にテキストや過去問を使ってみた結果、クレアールの良かった点は2つです。
色々探したのですが2つでした。しかし、その2つの良さが他の悪い部分を打ち消してまうほど、強烈すぎるほど素敵だと思います。
- テキストがめっちゃ薄い
- 過去問題集の質が圧倒的
テキストがめっちゃ薄い


クレアールの中小企業診断士通信講座は、100点ではなく、合格点である60点をいかにして安定的に確保するかに焦点を絞った講座運営をしています。
テキストが他の予備校と比べて半分程度のボリュームしかありません。忙しい社会人とっては、範囲を絞り込んでくれおり、あとはそれに従って勉強すればよいだけなので、余計なことを考えずに一心不乱に取り組めるはずです。
このように頻出論点に絞った勉強範囲となるため、時間があまりとれない社会人であってもクレアールは合格に導いてくれるはずです。
- 時間があまりとれない社会人
過去問題集の質が圧倒的
その1つとは、過去問題集の質が圧倒的過ぎる点です。
圧倒的なポイントは3つあります。
- 40点を捨てる勉強戦略を徹底している
- 平成13年度からの過去16年分を業界で唯一収録
- 教科書との連動が完璧
40点を捨てる勉強戦略を徹底している
60点を確保するための勉強を実現するために、論点と重要度の2軸によって、勉強する範囲を明確化してくれています。
これによって、他の問題集などに浮気する気持ちもおこることもなく、勉強するポイントのみに集中して勉強ができます。
分かりやすいように、中小企業診断士の学校として最大手であるTACさんの過去問とクレアールの過去問を比較してみます。
『TAC過去問』
分かりづらくてすみませんが、上記写真で確認していただきたいのは、
- 年度別での問題構成
- 受験生の正答率A~Dのデータしかのっていない
年度別での問題構成
過去問は最高の教科書です。なぜなら、中小企業診断協会が出している唯一の問題集は過去問しかなく、それ以外のテキストや問題集はあくまで予備校(専門学校)が出題傾向などを分析した結果のアウトプットでしかないため、いかに過去問を徹底的に研究できるかが、60点を獲得するためには必要となります。
徹底研究することを前提に考えるとTACの年度別の問題構成では、勉強効率がかなり悪くなります。
一方でクレアールの過去問だと、
『クレアール過去問』
このように、論点別に構成してくれているので、年度を超えた比較がしやすいため、過去問の徹底研究が捗ります。
受験生の正答率をA~Dのデータしかのっていない
TACの場合は、受験生の正答率をもとに難易度をA~Dでランク付けしています。
しかし、それでは論点を理解するのに本当はとても重要な問題であったとしても、Dランクであれば勉強効率を考えると後回しとなってしまいます。これでは、60点を確実に確保するための勉強の効率化にはつながりません。
クレアールは、受験生データではなく、中小企業診断士の資格を持つクレアールの講師が監修した重要度別に問題がA~Cランクが付けられているので上記のような心配は全くありません。
最短合格を目指すための勉強法がクレアールは確立されていると感じます。
平成13年度からの過去16年分を業界最大の収録数
クレアールは過去問題集を16年分掲載されています。これは、業界最大の収録数です。クレアール以外の予備校が掲載していないのはコスト面からなのかどうかはわかりませんが(ちなみに、TACの過去問は5年分です)、この16年分もの過去問題に当たれることはとても大きな価値があります。
その理由は、7~10年前の問題がリバイバルされて登場するケースが多々発生しています。真偽は定かではありませんが、多くの予備校で過去問が5年分しか掲載されていないため、それ以上前の問題であれば知っている受験者が知らないからと考えているため、リバイバル問題が登場するのではと筆者推測しています。
16年分もあれば、リバイバル問題に少なくとも2回は触れられるため、他の受験生よりも対応力は高くなるのは必然ですよね。
教科書との連動が完璧
先ほどの論点別の過去問構成につながる内容ですが、教科書も論点別さらに、出題実績の過去問が記載されています。
そのため、過去問で間違えや忘れて解けなかったといった場合の振り返りとして、教科書と全てリンクされているので、復習がとても効率的に行えます。

このように、過去問を徹底研究するための勉強ノウハウがクレアールの教材には随所にちりばめらています。
- 過去問を最大限効率的に活用することで合格を目指したい人
クレアール〔中小企業診断士の予備校〕の合格率
あくまで、教育訓練給付金を活用した方のみのデータではありますが、TACとクレアールの合格率が掲載されていましたのでご紹介しておきます。参考程度にご覧ください。
中小企業診断士試験の合格率が例年約4%なので、クレアールは高い合格率を例年叩きだしていると言えそうです。
その理由は、先ほどお伝えしたテキストと過去問の質が高さが大きな要因であるはずです。
予備校名 講座名 平成28年度 平成27年度 平成26年度 クレアール 1次2次合格ストレート合格コース通信 16.2% 13.2% 14.9% TAC 1・次2次合格ストレート本科生(DVD・WEB)通信 未掲載 10.3% 9.3% 引用:教育訓練給付制度 検索システム
クレアール〔中小企業診断士の予備校〕をさらに詳しく知りたいなら
クレアール〔中小企業診断士の予備校〕をさらに詳しく知りたいという方は、資料請求しましょう。
クレアールのHPからも閲覧できるのですが、資料請求をすることによって、クレアールが市販している「中小企業診断士試験 非常識合格法」と言う本を無料でもらえるからです。
1,620円で販売されているものが、クレアールに資料請求〔無料〕すると、なんとタダでもらえます。
筆者も本屋で手に取ってみましたが、中小企業診断士を最短合格するためのノウハウ情報が満載です。
検討した結果、クレアールへの受講しなかったとしてもこの本を読んでおくことが最短合格に確実につながりますので、資料請求【無料】して効率よく情報収集するのが吉です。
まとめ

結論としては、求めるニーズによるとしか言えませんが、テキストと過去問等の教材の質は一級品ですので、間違いなくクレアールは最短合格に効果がある通信講座だと言い切れます。
- クレアール〔中小企業診断士の予備校〕のダメポイント
- 誤植や間違った資料が送られてくることがまぁまぁな頻度で発生
- 受講者数が150人もいない(推定)ため、本当に大丈夫な学校なのか疑心暗鬼になる
- WEB通信オンリーで勉強仲間を作ることができない
- クレアール〔中小企業診断士の予備校〕の強烈すぎるほど素敵なポイント
- テキストがめっちゃ薄い
- 過去問題集の質が圧倒的
- クレアール〔中小企業診断士の予備校〕に合わない人
- 試験勉強をする上で大きな支障にはならないものの、てにをはの打ち間違いや漢字変換ミスといった誤植がとても気になってしまう人
- 授業やテキストの質よりも一般的に人気のある学校に行きたい人
- モチベーションを保つためや、人脈を広げるといった意味で勉強仲間を作りたいと考えている人
- クレアール〔中小企業診断士の予備校〕に合う人
- 時間があまりとれない社会人
- 過去問を最大限効率的に活用することで合格を目指したい人
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中小企業診断士の資格を取得したいと考えています。ただし、独学で合格する自信が自分にはないので、中小企業診断士の予備校(専門学校)の通信講座の利用を検討中です。
色々と調べたなかで、「クレアール」が気になっています。ぜひ、中小企業診断士を取得されている方にクレアールが本当に良い専門学校(予備校)なのかどうか意見(評判)をお聞きしたいです。