社労士と中小企業診断士のダブルライセンスの破壊力はバツグンすぎ

社労士と中小企業診断士のダブルライセンスの破壊力バツグンすぎ
社労士保有者

社労士の資格を取得したんだけど、他の社労士との差別化を図るために、どんな知識をみにつけようか迷っているんだ。

色々と調べると、社労士と同じくらいの難易度で経営コンサルティングの知識が学べ、かつ社労士で学んだ知識が試験にも生かせると聞いた中小企業診断士を検討候補として考えているけど、実際のところ、中小企業診断士の資格を取得すると役に立つのか知りたい。

aerozol

社労士の資格を取得した方で、さらなるスキルアップを目的に中小企業診断士の取得を目指す方が多くいらっしゃいます。

そのような人たちが持つ多くの疑問は、社労士試験と中小企業診断士の試験の相性の良さと、社会保険労務士と中小企業診断士のダブルライセンスとなるこがどのくらい有効なのかです。

社会の流れを踏まえた理由もあわせて、このような疑問にお答えする内容をご紹介してきます。

社労士の資格内容の詳細が知りたい方は、こちら(社労士への道)をご覧ください。

社労士が中小企業診断士を取得する(ダブルライセンス)メリット

社労士の方が、中小企業診断士を取得するメリットは計り知れないものがあると筆者は考えています。
理由は、

  • 社労士と中小企業診断士の試験内容は相性が良い
    社労士で習った知識の一部が中小企業診断士の試験にも当てはまるため、その他受験生よりも合格確率が高い
  • ハイブリッド社労士として、経営コンサルティング能力を武器に、高付加価値なサービスを提供できる

の2つです。具体的に以下で説明していきます。

社労士と中小企業診断士の試験内容は相性が良い

社労士と中小企業診断士の試験内容は相性が良いと筆者は考えています。

なぜなら、中小企業診断士の一次試験そして二次試験の両試験において、社労士との関連が深いからです。

中小企業診断士の一次試験と社労士の関連性

中小企業診断士の一次試験には企業経営理論という科目が存在し、戦略論、組織論、マーケティング論の3つに大別できます。

そのうち、組織論では、労災や雇用といった労働保険関係などの法律問題が少なくとも1題、多くて4題程度出題(例年1問2点)されます。

中小企業診断士受験生は、その他の科目にも対応しないといけないため、労働保険関係は基礎内容のみを覚えて基本的には捨て問として対応します。

社会保険労務士の方であればこの最大8点を積み上げた上で勝負できるため、一次試験の突破を考えると、とても有利な状況であると言えます。

中小企業診断士の二次試験と社労士の関連性

中小企業診断士の二次試験は事例企業の診断と助言を行う、紙上のコンサルティングとなっています。また4科目あり、そのうち1つが組織(人事を含む)を主論点とした内容が出題されます。

経営コンサルティングの試験となるので、社会保険労務士で習った法律的知識などが二次試験で求められるわけではありませんが、それでも社労士試験で習った知識や実務においての経験などは、二次試験にとても活きてきます。

ちなみに、組織(人事を含む)事例で思うような得点がとれず涙を呑む受験生が存在しますが、社労士の方であれば、このようなケースに陥る可能性は低く、得点源科目にできる可能性は一般の受験生よりも高いと言えます。

中小企業診断士の試験概要が知りたい方は

今後の市場動向

想定しておかなければならい未来
  • AI等のIT技術の進展によって、社労士業務の仕事が激減する世界

AIなどのIT技術の進展により、単純な仕事は機械にとって代わられるといわれており、社労士も例外ではなく、野村総合研究所とオックスフォード大学の共同調査結果の発表によると、以下のように言われています。

AIなどによって30年ごろには、社労士の業務の79%が自動化される

引用:週刊エコノミスト2018年2月13日号

さらに、2018年2月13日号に発売された週刊エコノミストでは同発表を受けての現在の実情を踏まえた社労士などの今後の行く末を論じています。下記は、クラウド型人事労務ソフトを導入した「クラウドワークス人事担当役員の佐々木翔平氏」のインタビュー内容です。

人事労務の作業にかける時間が3分の1になり、稼いだ時間を採用戦略や社員と話す時間など、より経営に重要な業務に充てている。

仕事のマッチングサイトを運営するクラウドワークス(東京・渋谷区)は、2011年の設立以降、事業が急拡大するなかで、人員も積極的に拡充し、人事労務の業務が“パンク”しつつあった。従業員数は、14年12月の上場時に30人だったが、半年で100人、今では約300人になった。

引用:週刊エコノミスト2018年2月13日号

詳細に興味がある人は、こちら〔特集:AIに勝つ!社労士・司法書士・行政書士 (週刊エコノミスト2018年2月13日号)〕をお読みください。

AIなどのIT技術の進展によって考えなければいけないこと

社労士が持つ独占業務すべてがとってかわられるということは考えにくいですが、上記の内容からも確実に仕事が減少してくのは容易にみてとれます。独占業務の仕事が減少すれば、当然のことながら価格競争が熾烈化し、競争に勝てないものは淘汰されていくと考えられます。

もちろん、低価格競争で勝ち得たとしても、利益が減少しているため、利益を出すためにはより多くの仕事をこなさなければいけません。どちらにしても、わりとハードモードな状況が待っているのではないでしょうか。

週刊エコノミストだと社労士として生き残っていく道は難しいような流れとなっていますが、逆風どころかむしろチャンスがとても多く転がっていると筆者は感じます。

社労士として生き残っていく道とは

社労士として生き残っていくためのポイント
  • 上流工程の業務を請け負うサービスである「人事・労務コンサルティング」を展開することにつきます。
  • もちろん口だけの人事・労務コンサルティングではなく、しっかりと実力をみにつけなければ意味がないことを付け加えておきます。

先ほどの週刊エコノミストに掲載されていた引用文をマイナスな視点で捉えましたが、プラスの視点で見てみましょう。

人事労務の作業にかける時間が3分の1になり、稼いだ時間を採用戦略や社員と話す時間など、より経営に重要な業務に充てている。

仕事のマッチングサイトを運営するクラウドワークス(東京・渋谷区)は、2011年の設立以降、事業が急拡大するなかで、人員も積極的に拡充し、人事労務の業務が“パンク”しつつあった。従業員数は、14年12月の上場時に30人だったが、半年で100人、今では約300人になった。

引用:週刊エコノミスト2018年2月13日号

経営者や役員としては、人事や労務管理するのが大事ではなく、いかにしてムダな間接業務を削減し、本業に時間をより充てられるかということです。

そして、AI等のIT技術の進展によって、間接業務の効率化は近い将来中小企業にも波及していきます。

これは、社会の必然的な流れなので、抗ってもどうしようもありません。むしろ、この環境変化にどのように対応していくのかがとても重要です。

本質的な業務に如何にして食い込んでいけるか

そこで着目すべきは、「空いた時間を経営に重要な業務に充てている」との言葉です。

大局的な見方をすると、企業はもともと間接業務に大きな関心を持っていません。特に書類手続きなどの作業については尚更です。ただし、書類手続きには専門的な知識や労力が必要となるため、社会保険労務士にアウトソーシングしています。

企業にとって大きな関心ごとではない労務管理などが、先ほどのようにAI等のITの技術進展によって、機械が行ってくれるのであれば、そちらに任せようとなるのは帰結すべき流れとも言えます。

企業のニーズとしてこれから大きくなっていく事項は、労務管理などの下流工程ではなく、少子高齢化が進展していく中での採用戦略や従業員がモチベーションを高める人事制度の評価の構築などの経営により大きなインパクトを与える直接的業務です。
いかにして会社の業績を高めるための戦略や行動の提案が求められるとも言い換えられ、企業毎に組織や抱える悩みは異なるので、オーダーメイド品を作り上げる必要があるため、AI等のIT技術でカバーできない部分でもあります。

  • ゆえに、社労士として人事・労務コンサルティング力を高めることによって、より上流工程の仕事を請け負っていくことが付加価値を高めることにつながると筆者は断言します。

組織・人事・労務コンサルティング力をみにつけるには

採用戦略や人事戦略など経営上、重要な上流工程の業務を行う際に社労士の学んだ法律知識は絶対に必要になってきます。しかし、これら法律知識はあくまで上流工程を実現する上での非常に強力なツールにすぎません。

この強力なツールを上手に使うためには、会社の関心事項であるいかにして、組織・人事・労務の視点から会社の業績を高められる提案ができるかです。これには、経営的な視点から、組織・人事・労務のどの部分が経営課題となっているのか、今後なりえるのかと言った企業を診断・分析する論理的なスキルが求められます。

この企業を診断・分析するスキルの補完をしてくれるのが、中小企業診断士です。

中小企業診断士の試験勉強を行うことで、経営課題の抽出から、解決まで個別企業ごとにオーダーメイドの提案を試験勉強で学べる意義はとても大きく、間違いなく社労士の中でも圧倒的な差別化(肩書としてもですが、それ以上にコンサルティングの実務において)になると考えます。

  • 社労士(人事・労務の知識、ノウハウ)中小企業診断士(経営に関する知識、ノウハウ)経営的視点を持った組織・人事・労務コンサルティングのプロ

中小企業診断士とのダブルライセンスを目指すなら

中小企業診断士とのダブルライセンスを目指すのであれば、まずは中小企業診断士の試験概要を把握すべきです。

中小企業診断士の試験概要を知らない方は、中小企業診断士の難易度〔本当の難易度〕をご覧ください。

勉強方法としては独学が専門学校を利用するかの2パターン

勉強方法としては独学が専門学校を利用するのかの2パターンに限られます。

独学で中小企業診断士の合格を目指す方

独学での勉強を目指すのであれば、本ブログやそれ以外にも勉強方法を発信しているブログが沢山ありますので、色々と参考にしながら勉強をしていけばOKです。しかし、自分に合う合わないがありますので、全てを鵜呑みにせず、情報を取捨選択をしながら勉強していくことが重要です。

予備校を使って中小企業診断士の合格を目指す方

4つのニーズ別に通信講座を紹介

空き時間を有効活用、業界最安値の講座、関連資格を取得しつつ勉強、取得後(独立・副業等)のサポートを受けたいの4つのニーズ別に中小企業診断士のおすすめ通信講座をご紹介しています。

どの予備校にするのかを検討するうえできっと参考になるはずです。

主要通信講座5社の価格を比較

中小企業診断士の通信(教育)講座の価格・料金を比較検討しています。価格に加えて、サービス品質の2軸から独自の分析をすることで、コスパ最強の通信講座をご紹介しています。

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