【税理士向け】中小企業診断士とのダブルライセンスは最強コンボ

【税理士向け】中小企業診断士とのダブルライセンスは最強コンボ
社労士保有者

税理士の資格を取得したんだけど、他の税理士との差別化を図るために、何をすればよいのか悩んでいます。

調べところによると、税理士と相性の良い資格として経営コンサルティングの知識が学べ、かつ税理士で学んだ知識が試験にも生かせると聞いた中小企業診断士を検討候補として考えているけど、実際のところ、中小企業診断士の資格を取得すると役に立つのか知りたいです。

よろしくお願いいたします。

aerozol

税理士の資格を取得した方で、さらなるスキルアップを目的に中小企業診断士の取得を目指す方が多くいらっしゃいます。

税理士試験と中小企業診断士の試験の相性の良さはさることながら、実務での相性が最適なダブルライセンスであることを断言します。

社会の流れを踏まえた理由もあわせて、税理士と中小企業診断士のダブルライセンスがなぜ最強コンボなのか筆者の意見をお伝えします。

税理士が中小企業診断士を取得するメリット

社労士の方が、中小企業診断士を取得するメリットは計り知れないものがあると筆者は考えています。

理由は、

  • 税理士と中小企業診断士の試験内容の相性がめちゃくちゃいい
    社労士で習った知識の一部が中小企業診断士の試験にも当てはまるため、その他受験生よりも合格確率が高い
  • 経営コンサルティング能力を武器に、他の税理士よりも抜きんでる高付加価値なサービスを提供できる

の2つです。
具体的に以下で説明していきます。

税理士と中小企業診断士の試験内容は相性が良い

中小企業診断士の一次試験そして二次試験の両試験において、税理士が持っている知識をめちゃくちゃすぎる程、活かせます。

中小企業診断士の一次試験と税理士の関連性

中小企業診断士の一次試験には財務会計という科目が存在し、アカウティング(簿記)とファイナンスの2つに大別できます。

年度にもよりもますが、アカウティング(簿記)とファイナンスの出題割合は概ね半々となっています。

税理士の方であれば、アカウティング(簿記)についてはすでに知識をお持ちですので、残りのファイナンス部分だけ勉強すれば問題ありません。

中小企業診断士の総学習時間を大幅短縮が可能

中小企業診断士の受験者は財務・会計を苦手科目にしがちであるだけでなく、財務・会計の学習時間は200時間と言われていますが、税理士の方であれば50時間程度で問題ないかと思います。

間違いなく財務・会計を得点源科目にできるだけでなく、学習時間もそれほどかからないため、一般的な総学習時間1,000時間を800~850時間程度まで抑えられると思います。

中小企業診断士の二次試験と税理士の関連性

中小企業診断士の二次試験は事例企業の診断と助言を行う、紙上のコンサルティングとなっています。また4科目あり、そのうち1つが財務・会計を主論点とした内容が出題されます。

アカウンティングの代表的な論点としては、CVP分析、キャッシュフロー計算、経営分析があります。こちらもすでに、既習済みであり、かつ実務においての経験が二次試験にとても活きてくるはずです。

中小企業診断士の二次試験において注意すべき点

ただし、中小企業診断士の二次試験は経営コンサルティングの試験となるので、計算問題を解ければ終わりではなく、計算結果から問題点や課題、改善策を事例文に記載されている内容と併せて提案していく論理的思考能力が求められます。

中小企業診断士の試験概要が知りたい方は

今後の市場動向

多くの税理士と仕事がら接してきた経験から、多くの税理士(もちろん全ててではありません)は帳簿作成業務を基幹業務として、プラスして節税対策コンサルティングをしています。

この業務で勝負するのが悪いわけではありませんが、今後それだけで食べていける税理士は減少していきます。

税理士業界の今後の市場動向(予測)
  • 税務業務市場の縮小
  • IT化の進展

税務申告業務市場の縮小

2012年(企業全体に占める割合) 2014年(企業全体に占める割合) 増減数(率)
385.3万者(99.7%) 380.9万者(99.7%) ▲4.4万者(▲1.1%)

引用:中小企業庁

日本の中小企業者数は年々減少しています。もちろん、企業業績があまり良くなくやむを得ない倒産や廃業もありますが、近年では好業績をあげているにもかかわらず引き継ぎ手がおらず廃業する中小企業者が増加しています。

これは、少子高齢化の影響により、中小企業経営者の平均年齢がとても高くなってしまったことや、昔よりも働き方に多様性が生まれたからと言われています。

いずれにしても、2012年から2014年で4万者(1%)という減少数ですが、昔と比較するとその減少幅は年々拡大しており、税理士の基幹業務である税務申告業務の市場が縮小していくことは誰の目から見ても間違いない事実ではないでしょうか。

IT化の進展

さらにIT化の進展による波は税理士業界にも届いており、代表的なのはfreee(フリー)などのクラウド会計です。

これまで事業者目線では面倒くさかった仕分けや帳簿への記帳などを銀行取引と連携して、自動記帳などをしてくれるネットサービス。

今後も事業者目線で考えた際のバックオフィス業務は、ITサービスが高度化していくことによって事業としての仕事は減少していくはずです。

これから求められる業務

これから求められる業務としては、以下の図が体系的にまとまっています。

これから税理士に求められる業務

ネタの元記事として活用したのは、「経理・財務」「人事・総務」「法務」「会計事務所・監査法人」に特化した専門転職サイト「MS-Japan」さんの記事を引用(詳細は以下をご覧ください)しています。

余談ですが、会員登録(無料)すると1分で年収診断を無料でしてくれるそうなので、息抜きがてら自分の市場価値はいくらなのか試してみてもよいかもしれません。

上図の通り、これまでの申告業務についてはIT化の波におされていきます。これらは行った取引行為等に対して、税務署に書類を円滑に提出するための業務です。一方で、未来に向けての会計として、経営をアドバイスするコンサルティング業務が付加されています。

税理士にとって経営コンサルティング業務が今後重要な理由

なぜこの経営コンサルティング業務が重要なのかについては、経営者が課題と考える以下の項目を見ると分かります。

一般的に税理士が得意とする税務コンサルティングに関わる課題として挙げられる「財務体質の強化」や「資金調達方法の多様化」といった項目よりも、「営業力・販売力の強化」や「人材の確保・育成」などが上位となっています。

これらの課題を解決するためには、決算書の数字だけをもとにしたコンサルティングで成果を出すことは不可能です。必要な能力は決算書などの定量情報と経営知識を活用したヒアリングによる定性情報の掛け合わせによって生まれる現場に即した内容でないと机上の空論となり、ただのゴミ提案となります。

そして、この提案を一番しやすい環境にあるのは税理士だと断言します。

税理士こそが経営コンサルティング業務の主戦場にたつべき存在

上図からわかる通り、経営者が経営の相談相手と真っ先に考える大半は顧問税理士・会計士です(実情を考えると税理士ととらえてほぼ問題ないかと思います)。

だからこそ、中小企業の経営者に、相談された時に効果的な提案さえできれば、その他税理士の税務申告市場の枠を飛び越えた差別化を図れるはずです。

中小企業の経営者にとって一番身近な存在である強みを最大限に活かす戦略をとるべきです。

経営コンサルティング能力を身につけるには中小企業診断士が最適

税理士の方は、すでに定量情報の分析には優れています。あとは、定性情報をいかに拾い集め、それを経営の知識やフレームワークを活用しながら、個別企業の経営課題解決への提案にカスタマイズしていくかだけです。

個別企業の経営課題解決への提案にカスタマイズするための知識やスキルは、すべて中小企業診断士試験につまっています。

その他税理士との差別化を図る武器として、中小企業診断士とのダブルライセンスは最強コンボを完成させることが今後の市場動向を見据えると重要だと感じます。

中小企業診断士とのダブルライセンスを目指すなら

中小企業診断士とのダブルライセンスを目指すのであれば、まずは中小企業診断士の試験概要を把握すべきです。

中小企業診断士の試験概要を知らない方は、中小企業診断士の難易度〔本当の難易度〕をご覧ください。

勉強方法としては独学が専門学校を利用するかの2パターン

勉強方法としては独学が専門学校を利用するのかの2パターンに限られます。

独学で中小企業診断士の合格を目指す方

独学での勉強を目指すのであれば、本ブログやそれ以外にも勉強方法を発信しているブログが沢山ありますので、色々と参考にしながら勉強をしていけばOKです。しかし、自分に合う合わないがありますので、全てを鵜呑みにせず、情報を取捨選択をしながら勉強していくことが重要です。

予備校を使って中小企業診断士の合格を目指す方

4つのニーズ別に通信講座を紹介

空き時間を有効活用、業界最安値の講座、関連資格を取得しつつ勉強、取得後(独立・副業等)のサポートを受けたいの4つのニーズ別に中小企業診断士のおすすめ通信講座をご紹介しています。

どの予備校にするのかを検討するうえできっと参考になるはずです。

主要通信講座5社の価格を比較

中小企業診断士の通信(教育)講座の価格・料金を比較検討しています。価格に加えて、サービス品質の2軸から独自の分析をすることで、コスパ最強の通信講座をご紹介しています。

aerozol

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