中小企業診断士│2次試験過去問H25|C評価答案を赤っ恥大公開

中小企業診断士二次試験の赤っ恥答案

H25年度の中小企業診断士2次試験の評価結果が分岐点

平成25年度の2次試験合格発表前は、恐らく合格していると筆者は考えていました。しかし、結果は不合格どころか、C評価で愕然としました。一方で、自分自身が勉強していた方向性が誤っていたことにようやく気づき、大きく方針を変更したのを覚えています。

それまでは、従前から述べている綺麗な日本語、一次知識をもとにした切り口、設問構成に一貫性を強引にもたせる、といったことを行っていました。

中小企業診断士の1次試験の知識をもとにした切り口を設定する際は、出題者が求めているものであれば問題ないのですが、過去問や予備校の模試などを受けると、この聞かれ方は以前の〇年の第〇問と似ているから恐らく同じ切り口だろうや、組織で聞かれているか組織構造と組織文化の切り口だ、などと安易に自分勝手に設定していたように思います。

お恥かしい限りですが、よく言えば、独創性に溢れる解答、普通に考えれば出題者や社長の意見を無視した「オラオラ解答」で、ありがたくC評価をいただいた答案を公開いたしますので、こうなってはいけないという反面教師としてとらえていただければと思います。

C評価答案を大公開

第1-1問

留意すべき点は、市場面でこれまで蓄積してきた宣伝広告ノウハウを駆使することにより市場での認知度を高める事、製品面で外注企業と連携強化により付加価値を高める事。

コメント

〇面は切り口を意味しています。この時の私は、〇面を綺麗に切り分けることにかなりの時間をかけてしまっていました。ちなみに、最終的に合格した年は切り口を解答に書くことはしていません。なぜなら、出題者は切り口を知りたいのではなく、中身が知りたいと確信したからです。

主題の「留意点すべき点」は、「留意点」にしたほうが良いですし、〇面を削減するだけでも、もう少し得点に直結するワードを入れ込むことができそうです。

分析問題でかつ環境分析に関する内容であるため、確実に正解しておきたい問題にも関わらず、製品面の解答は相当ずれた内容になってしまっています。

改めて見直すと、よく外注企業との連携強化を堂々とかけたものだなと逆に関心してしまいます。

第1-2問

留意すべき点は、構造面で製品開発の権限責任を従業員に与えることにより製品開発力の強化を図ること、文化面でICT専門業者等と連携強化を図ることにより顧客データベースの情報を製品開発に活かすこと、である。

コメント

設問編や与件編でお話しした通り経営課題や成長のストーリーを意識して読めば、正規社員・非正規社員と既存顧客・既存サービスとのかけ合わせであると推測がつくのですが、この時は、組織といえば組織構造と組織文化と勝手に自分で決めつけ、それに合致する内容を当てはめてしまっていました

本来、切り口と呼ばれるフレームワークは、思考の漏れやダブりを防ぐためのツールに過ぎません。しかし、この解答を見ると、フレームワークを使うことが目的となってしまっていたことがすごく伝わってきます

中小企業診断士の2次試験の本質を全くとらえられていませんと自分自身から言ってしまっています。このような状況ですと、得点は全く期待できませんよね。

第2-1問

理由は、市場面で中高年層の主婦を採用することによりターゲットの中高年層のニーズを把握しやすいため、製品面で勤務経験があることにより即戦力として活用できるため。

コメント

この問題は、恐らく得点できていると思います。ここはサービス問題でありかつ、1-1と同様に確実にとらなければならない箇所です。おそらく、しっかりと得点できているのはこの設問のみであると思われます。

第2-2問

モラールと能力の向上を図る施策を講じるべきである。具体的には、オペレーター業務以外も任せることによりモラール向上を図ること、問い合わせ対応等のマニュアル作成することにより能力向上を図ること、である。

コメント

ここも、成長のストーリーが全く読めていませんね。せっかく、正規・非正規、自社・外注で資源の分配を的確に行って成長を図ってきたのに、なぜその体制を壊してしまうのか、と自分自身にツッコミを入れたくなってしまいます。

また、フレームワークから、モラールと能力であると、決めつけてしまっているため、無理やり能力を高めるための内容として問い合わせマニュアルの作成などという、内容になってしまっています。マニュアル作成ができていなくて、顧客からクレームがきているといったような文言が書かれているなら問題ないのですが。。。

そんなこと、どこにも書かれていません(汗)。

第3問

理由は、構造面で非正規社員の管理を専門化させることにより業務効率化を図った、文化面で健康食品通信販売事業の長期継続という目的の統一によりモラール向上を図った。

コメント

なぜ、これまで中途採用だけだったのに新卒を採用し始めたのかを問われているのに、その返答がされていませんよね。

これは、

Aさん:「今日の服どこのブランドなの?」

Bさん:「今日は寒かったから、ダウン着てきたんだ」

というように、会話がかみ合ってない状態といえます。

このように、新卒に関する回答ではなく、非正規社員ともう一つは組織全体のことを述べており、全くかみ合っていません

得点としては、1点もとれていないはずです。お恥ずかしい。。

第4問

理由は、文化面でICT業者との連携不足で顧客データベースの情報を活用できていないため、構造面で従業員の業務の権限責任不一致で情報を活用できる組織体制でないため。

コメント

こちらも、組織を聞かれているので、一次知識の組織文化と組織構造で単純に分けて、無理やりそこに当てはめてしまっています。

具体性に乏しいですが、ICT業者との連携不足の内容はまだ分かります。構造面は、どこにそんなことが書いてあったのかと目を疑います。権限責任が不一致をにおわすようなところは一切なかったですよね。それよりも、経営課題である次世代を担う新商品開発の企画に必要な顧客の声などの情報を活かす組織体制でなかったことを指摘すべきことは明白です。だからこその新卒採用ですからね。

多く見積もっても、1/4程度しか獲れていないはずです。

振り返って

フレームワーク(切り口)や強引な一貫性を重視しすぎたことが、私の場合は多年度の期間が長くなってしまった要因だと考えています。中小企業診断士の2次試験では、そんなに難しいことが問われているわけではなく、とってもシンプルなことが問われていると思います。

フレームワークや一貫性はとても大事ですが、それよりも中小企業診断士として、事例企業の社長の期待に本当に答えられているかを問い詰めるべきです。それは、何度も述べているように、経営課題を解決し、企業の成長のストーリーを描くことです。

中小企業診断士の一次知識で習ったフレームワークよりも、設問や与件で使われている観点みていかないと、社長や出題者の目線と全くかけはなれた景色を見てしまう確率が高くなるとC評価という厳しい結果を受けて一番感じたことです。

私のムダな経験が中小企業診断士の二次試験を独学合格目指す皆様に、少しでもお役にたてていれば幸いです。

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ

関連記事

人気記事中小企業診断士への最短合格には勉強法がマジ大事【裏技あり】

人気記事中小企業診断士の通信講座(予備校)おすすめ4社【無料あり】










中小企業診断士二次試験の赤っ恥答案

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。