二次試験勉強をするのにまとまった時間の確保が難しい
中小企業診断士の一次試験は選択式であるため、中小企業診断士受験者の大半を占める忙しいサラリーマンの皆様であれば、まとまった時間がとれなくても電車やタクシーの移動中など、少しの空き時間を有効に活用して勉強されている方も多いと思います。
しかし、中小企業診断士の二次試験においては記述式であり、なおかつ80分もの時間をとらないといけません。
夜遅くまで働いていたり、仕事を終ってから家事育児を手伝うサラリーマンにとって、なかなかこの80分という時間を確保することは難しいのではないでしょうか。まだ休日であれば可能かもしれませんが、特に平日は困難を極めること必至です。
筆者の経験上では、80分も時間を縛られることが中小企業診断士の二次試験にとりかかるのに精神的に大きなハードルとなります。これを乗り越えられず、ずるずると勉強をあまりしなくなってしまったり、わりと細切れ時間として使いやすい事例4の計算問題ばかりに取り組んだりと、事例1~3に触れる機会は遠のくばかりでした。
一次試験のように細切れ時間を活用できないか
先ほども述べたように、中小企業診断士の一次試験は選択式だから細切れ時間を活用しやすいと言いました。もう少し掘り下げてみると、3分でも時間がとれれば一問一等形式のようにライトな気持ちで取り組めます。
この感覚を二次試験の勉強にも持ちこめれば、もっと平日の勉強時間を確保できるようになるのではないでしょうか。
二次試験も全体を通すと80分ですが、作業項目を分解できれば、細切れ時間を有効活用することが可能となります。
そこで、筆者が実際に取り組んだ中小企業診断士の二次試験における細切れ時間の有効活用勉強法をお伝えします。
80分間における作業項目の分類
診断士2次試験過去問|事例1H25年設問編1でご紹介しましたが、中小企業診断士の二次試験で実施する作業は、大きく以下の5つとなります。
そのため、この5つを分解して、各項目を日々の細切れ時間で実施していくことになります。
(1)設問
設問で行うことを細分化すると、
- 制約条件
- 切り口
- 一次知識
- 解答フレーム
- 全設問を見渡しうえでの各設問のつながり
となります。
時間がなければ1問だけ解答フレームまで作るなどにすれば、さらなる細切れ時間も使えるようになります。
(2)与件
- 各段落の概要
- 各段落の接続詞や時制など、国語定期に読むことで各段落、段落内の文章を構造化
- 各段落の重要ポイントのチェック
- 段落間のつながり
- 経営課題の発見
となります。
与件についても、時間がなければ1つの段落だけや、経営課題の発見だけなど、1つの項目に絞って取り組むこともOKです。


(3)マッピング
マッピングについては、設問と与件を下図のように落とし込むことで、全体の大きな方向性と各設問とのつながりを把握します。
そのため、設問と与件を終了した時点でないと、実施できないことに注意が必要です。
(4)設問への与件対応付け
- 各設問に関連する各段落の与件対応付け
- 解答フレームにキーワードレベルで解答を書き出し
となります。
各段落がどの設問に該当するのかの対応付けを行ってもOKです。もっと言えば、1段落だけ、どこの設問に対応するかを考えるだけでも良いと思います。
(5)解答作成
解答フレームをもとに、下書きを書きます。
その後、実際の解答用紙に書いていきます。
筆者の場合は、書く部分に関してはそれほど苦手ではなかったこともありますが、解答フレームさえでき上れば、因果関係をつなぐ(因)で(果)事、とするだけなので、あまり重要視していませんでした。
試してみてもらえればわかりますが、解答フレームで出来上がれば、何も考えなくても書く部分はすらすら行くはずです。
ですので、(1)~(4)を細切れ時間を活用して勉強していくことをお勧めします。
私のムダな経験が中小企業診断士の二次試験を独学合格目指す皆様に、少しでもお役にたてていれば幸いです。










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