中小企業診断士│二次過去問事例3H24|設問はこうやって考える

診断士二次過去問事例3H23|設問はこうやって考える

第1問

X社から加工部門を分離して創業したC社の成長要因は何か、100字以内で述べよ。

時制

創業した、なので「過去」とわかります。

主題

主題は、「成長要因」ですね。ただし、成長を外しても意味は通じますので、極力得点にならない要素は省略しましょう。

制約条件

X社から加工部門を分離して創業した箇所を与件から探しにいけばOKです。

その他重要な事項

中小企業診断士の二次試験事例3の生産管理では過去問を研究すると、環境分析問題において営業面と生産面で切り分けを求められることが多いです。平成23年度の第1問1などはまさにその典型と言えます。

解答フレーム

要因は、

[1](生産面)因→果

[2](営業面)因→果、事。

第2問

C社は創業から20年以上が経過して、顧客や新製品の増加によってさらに変革が必要となっている。図1~図3なども参考に、C社が直面している課題とその具体的改善策を140字以内で述べよ。

時制

変革が必要となっていると書かれていますので、「現在~未来」と言えます。

主題

ここでは、2つの主題が存在しています。1つ目は、「課題」です。もう1つは、具体的改善策ですね。ただし、具体的は字数として無駄なので、「改善策」とするとよいです。

制約条件

その他重要な事項

顧客や新製品が増加した記述が記載されている与件個所に着目することが必要となりそうです。

また、直面しているとのことですので、潜在的な課題ではなく、顕在化していると想定されるので、恐らく与件にはっきりと記載されていると推測できます。

課題と改善策をセットで聞かれていますので、課題を軸にして、2つor3つの切り口で改善策を記載できそうです。

設問を読んだ段階では、まだ何もわからないので、空白にしておきます。与件後に、あてはめれば問題ありません。

解答フレーム

課題は、因→果、事。

改善策は、

[1](不明)因→果

[2](不明)因→果、事。

第3問

C社では新規事業として外食チェーンY社との取引を検討している。その計画について以下の設問に答えよ。

設問1

Y社から要求されているセントラルキッチンとしての機能を備えるためには、C社ではどのような対応を必要とするのか、120字以内で述べよ。

時制

どのような対応とするのか、なので今後の話だとわかります。

主題

簡単ですね。「必要な対応は」となります。しかし、ここも「必要な」は得点が期待できないので省いてしまって、「対応は」を主題とできると良いです。

制約条件

Y社のことで、セントラルキッチン機能に関する内容である必要があります。ここが分かっていれば、与件を読みにくときもみつけやすそうですね。

第2問同様に、切り口が設問の段階ではわかりませんので、空白にしておきます。

解答フレーム

対応は、

[1](不明)因→果

[2](不明)因→果、事。

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設問2

Y社から要求されているセントラルキッチンとしての機能を果たすためには、C社の日常業務上どのような情報が必要となるか、100字以内で挙げよ。

時制

こちらは、第3問の一つになるので、「未来」ですね。

主題

もうお分かりだと思います。「情報は」です。

制約条件

設問1は機能を備えるために必要な対応であったのに対し、本設問では、日常業務で必要な情報となっています。

設問1の機能を装備するにあたって対応する内容に関して、どんな情報が必要となるかを想定していく必要がありそうと推測できます。

その他重要な事項

設問1と連動しているため、切り口も同じ内容で設定していかないと話がずれてしまいますので、注意が必要です。

解答フレーム

情報は、

[1](不明)因→果

[2](不明)因→果。

第4問

C社の既存製品の販売数量は減少傾向にあり、さらに既存顧客から製品単価の引き下げ要求がある。それを克服して収益性を高めるには、あなたは中小企業診断士としてどのような方法を提案するか、Y社との新規取引以外で、C社にとって実現性の高い提案を140字以内で述べよ。

時制

こちらも提案を求められているので、「未来」ですね。

主題

実現性の高い提案が主題となっています。そのため、「提案は」と記載すればOKです。

制約条件

ここは、何個か条件が発生しています。

まず、既存製品の販売数量の減少傾向と、既存顧客からの製品単価の引き下げを克服して収益性を高める方向性を考える必要があります。

中小企業診断士の二次試験事例3の生産管理では、生産が入ってくるので、「コストをいかにさげるか」と「売り上げをどのようにしてあげるのか」という二つの視点が収益性を高めるために考えていくべき事項となります。

第1問のように中小企業診断士の二次試験過去問で生産面と営業面の切り口で聞かれることが多いという裏側には、このような背景があるとお考えください。

もう一つ重要なのは、Y社以外となりますね。これは、(1)既存で実施している内容の改善なのか、(2)Y社での新規事業を横展開させるのか(シナジー効果ですね)、あるいは(3)その両方なのかといったパターンが考えられます。

その他重要な事項

売上とコストの視点で考える必要はありますが、本設問で求められているのは販売数量と製品単価です。そのため、切り口の設定は素直に、販売数量と製品単価で考えるべきです。

解答フレーム

提案は、

[1](販売数量)因→果

[2](製品単価)因→果、。

設問段階でのマッピング

診断士二次過去問事例3H24|設問はこうやって考える|マッピング

経営課題は、最終問題の収益性の向上だと推測できます。なぜなら、Y社との新規取引以外でという記載があるためです。

これは、収益性を高めるには、Y社との新規取引およびY社との新規取引以外での解決策が求められていると考えられるからです。

この具体的課題である、販売数量の減少傾向と製品単価の引き下げにどう対応するのかを与件でみていくこととなります。

長くなりましたので、続きは次回にしたいと思います。

私のムダな経験が中小企業診断士の二次試験を独学合格目指す皆様に、少しでもお役にたてていれば幸いです。

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