中小企業診断士│二次試験に必要な国語力とは

中小企業診断士の二次試験に必要な国語力とは

はじめに

中小企業診断士の二次試験における必要な読む力(詳細はこちらをクリック)について、お伝えしてきました。読む力の重要性についてはご理解いただけたかと思います。

中小企業診断士の二次試験において必要と筆者が考える国語力は、小学校で習ったごくごく基本的な内容だけです。中小企業診断士の勉強を、しかも独学で合格を目指されるような方であれば、当然備わっているものではあることは重々承知の上で、中小企業診断士の二次試験の過去問を使ってご説明していきます。

中小企業診断士の二次試験過去問(平成23年度事例2)

段落間の関係性

段落と段落に大きな関係性があり、しかもそれが切り口でわかれていることが往々にしてあります。

眼鏡フレームと眼鏡レンズを合計した眼鏡小売市場は、ここ数年5,000億円前後の規模でもほぼ横ばいの状況である。上場している上位5社の販売高を合計した市場シェアも30%弱で推移している。そのような眼鏡小売市場において、眼鏡一式を低価格で販売するディスカウント・ストアが売上を伸ばしている。3つの価格帯に絞り込むいわゆるスリープライス・ショップやすべてを単一価格で販売するワンプライス・ショップという新業態で急成長している。一方、眼鏡をファッション・アイテムと定義し、ファッション志向の顧客にターゲットを絞りセレクト・ショップといわれるような業態で成功を収めている新規参入者も存在する。

マクロ的に見ると、わが国の総人口は減少することが予測されている。国の研究機関の調査によると、2005年と比較して、2025年における人口の構成については、15歳から44歳の人口の割合は減少し、45歳から64歳の人口の割合はほぼ横ばいで、65歳以上の割合は増加することが推計されている。このように総人口は減少しても高齢化の進展とともに眼鏡を必要とする消費者はそれほど減少しないと考えることができる。また、低価格のみを重視する消費者がいる一方で、高価格でもファッション性を求める消費者も存在する。さらには、“モッタイナイ”意識のように良いものを長く使うという考え方を復活し、LOHASやスローフードから派生したスローライフというライフスタイルも登場してきている。

2つの段落にはどのような関係があるかわかりますでしょうか。2つめの段落を見るとわかりやすいかもしれません。着目すべきは「マクロ的」です。段落の冒頭で、この言葉が記載されているということは、前段落は反義語である「ミクロ的」と想定できます。

さらに、この2つの段落は外部環境のことを述べているということもわかりますね。

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逆説

だか、しかし、一方で、などそれまで展開してきた話と真反対のことを述べる際に使う言葉です。

中小企業診断士の二次試験においては、逆説の後ろの文章に出題者がいいたいことが隠れていることが多々あります。逆説後の文章は出題者の主張文と捉えてもよいかもしれません。

1つ目の段落でみてみると、3つの価格帯に絞り込むいわゆるスリープライス・ショップやすべてを単一価格で販売するワンプライス・ショップという新業態で急成長している。一方、眼鏡をファッション・アイテムと定義し、ファッション志向の顧客にターゲットを絞り・・・となっています。

出題者がいいたいことは、ワンプライス・ショップではなく、ファッション志向の顧客にターゲットを絞った業態のお店で提案してねということです。これは、設問の第2-2にもファッション志向に関心があるセグメントと書かれていたことからも、わかりますよね。

さらに、低価格のみを重視する消費者がいる一方で、高価格でもファッション性を求める消費者も存在する。との部分から、低価格ではなく高価格でもファッション性を求める人をターゲットにしてほしいんだなと気づけます。

並列

また、ならびに、および、などは前の文章と同じ階層で違う話をするよ、という言葉になります。

2つ目の段落内の与件文でみてみます。このように総人口は減少しても高齢化の進展とともに眼鏡を必要とする消費者はそれほど減少しないと考えることができる。また、低価格の・・スローライフというライフスタイルも登場してきている。

これを大きな観点でみると、機会に関する話がなされています。それを、人口(デモグラフィック)とライフスタイル(サイコグラフィック)で話が展開されているということが並列をしっているとわかります。

累加・添加

さらに、しかも、そのうえ、なお、などは前の文章につけくわえたい時につかう言葉となります。これも、前の文章に何か付け加えたいということは、出題者は何か主張したいことがあるからといえます。

高価格でもファッション性を求める消費者も存在する。さらには、“モッタイナイ”意識のように良いものを長く使うという考え方・・・の部分においても、ただ高価格でファッション性だけでなく、プラスして、よいものを長く使う人をターゲットとして設定してほしいと分かりますね。

まとめ

ご説明した内容は、ごくごく当たり前の内容なのですが、これらの接続詞や段落間の関係を利用して構造化することで、与件文を上手にそして正確に整理していけるようになります。このあたりも、事例4の経営課題の特定やストーリーを描く際に一緒にトレーニングできますので、安心してください。

私のムダな経験が中小企業診断士の二次試験を独学合格目指す皆様に、少しでもお役にたてていれば幸いです。

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